藏 上 (角川文庫 み 12-3)

著者 :
  • KADOKAWA (1998年1月1日発売)
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本棚登録 : 275
感想 : 25
5

映画は1995年に公開されたらしい(見てません)。亀田の豪農が酒造をはじめるところから物語はスタートし、その息子意造の代で起こる不幸の数々、非常に鬱屈していて暗い話だが、基本性格のいい美男美女ばっかり(嫌な人は不細工)なので悲劇なれど美しさで悲壮感が薄皮一枚で鈍く感じるような印象を受けます(私比)。会話文は新潟弁そのままで、意味が解りにくい単語は括弧で説明がはいります。語尾の「だ」が「ら」になるので「〜寄るは視力を失うてたったんらろう」となるのを読むと、、梅図まことちゃんを思い出してしまい、まことちゃん発音で考えてしまう自分が悲しい。ものすごく良いリズムの会話文なのでほんまに発音がわからないのが悔しく感じた。下へ進む

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学・ドラマ
感想投稿日 : 2016年3月14日
読了日 : 2016年3月14日
本棚登録日 : 2016年1月27日

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