A Line to Kill

著者 :
  • Random House UK Ltd (2021年8月19日発売)
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本棚登録 : 8
感想 : 3
4

このシリーズの1作目と2作目が面白くて、Audibleで予約してリリースを楽しみにしていた今回の3作目。発売されたのが先週ということで、さっそく耳読書。

ちょっと変わり者キャラの私立探偵Hawthorneが、このシリーズの作家であるAnthony Horowitz本人と共に殺人事件解決に乗り出す…というのは前作・前々作と同じで、上手いナレーターも同じ人が担当。でも、勝手にこのシリーズが今回で完結するもんだと思い込んでいて、謎が多いHawthorneの過去が今作でやっと明らかになるんだろうと思っていたのに、まだまだシリーズが続きそうな感じで本が終わってしまった事に、自分で勝手にビックリしてしまった。変な期待を抱きながら耳読書をしていたせいか、前作・前々作までの面白さは感じ取れないままだったのが残念。今回も登場人物みんな怪しくて全員が犯人に見えてたし、それぞれのキャラクター設定もしっかり練られていたのは確かなんだけど、もっとAnthony HorowitzがHawthorneに面食らったり、読者をクスっと笑わせてくれるようなてんてこ舞いな状況に陥ったり…という場面が少なくて、前までの勢いが無くなってしまった感が否めなかった。でも、シリーズがまだ続くのは嬉しいし、次回に更に期待しよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Suspense/Thriller
感想投稿日 : 2021年8月24日
読了日 : 2021年8月24日
本棚登録日 : 2021年8月19日

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