著者の主張は、
サービスを売るためには、目に見える商品を売る場合とは全く異なるスキルが必要だ、ということである。
>マーケティングとは、サービスについて”語られる”ことだと誤解されているが、サービス・マーケティングの成功の秘訣は、提供されるサービスの”質”にある。
もしサービスの品質が優れているのなら、サービスについて何も”語る”必要はないのかもしれない。
>自分が”本当は”何のビジネスに従事しているのか、そして顧客は”実際に”何を購入しているのか見定めること、あなたのサービスをポジショニングすること、見込み客とその購買行動を理解すること、そしてコミュケーションをすること。
ダニエル・ピンクから派生した”ストーリー”を否定する立場から始まるので、個人的にすっきりした♪
ストーリー×サービスの質、という関係が分かりやすい。
スティーブ・ジョブスはストーリーテラーだ。
それにipodというサービスの質が掛け合わせて、成功してると思う。
振り返って、就活支援団体はどうだろうか?
セミナーという目に見えない商品を提供しているので、読む価値あり!
セミナーの質がよければ、俺らが語らなくても、自然と参加者が語ってくれる。そうなるようなセミナーを提供しないといけない、とこの本は危惧してくれる。
改めて考えされてくれる良本である。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
マーケティング
- 感想投稿日 : 2009年12月28日
- 本棚登録日 : 2009年12月28日
みんなの感想をみる