時代背景としては、桜田門外の変以降、攘夷の高まり、朝廷威力の増大(幕府の地位低下)、また、家茂死去と慶喜将軍就任まで。
天狗党の乱も触れられている。
宿場を守る半蔵の視点から激動の世の中の変遷を見事に描いている。
必ずしも武士だけの倒幕ではなかったし、若者の国学への憧れは正義を全うしようとする姿を象徴している。
第二部では、いよいよ岩倉具視の復権により倒幕への動き、明治維新による国家神道の動きに展開していくのだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2011年8月30日
- 読了日 : 2011年8月30日
- 本棚登録日 : 2011年8月30日
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