高橋克彦著「炎立つ」がとても面白かったので、同氏の東北三部作である「火怨」を手に取る。
主人公は8世紀の蝦夷の若きリーダーの阿弖流為(アテルイ)。優れた戦術家である母礼と共に朝廷軍に対峙していく。
当時の蝦夷はまだ小さな部族集団が群割割拠していたのだが、阿弖流為のリーダーシップの下に軍備を組織化していくことになる。
上巻は蝦夷側の上り調子が続き、ストーリー的にはやや単調。(「炎立つ」は、攻守が入れ替わり、ハラハラドキドキ感が強かったのだが)
下巻はいよいよ坂上田村麻呂が登場することになり、面白い展開になることを期待している。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2011年12月31日
- 読了日 : 2011年12月31日
- 本棚登録日 : 2011年12月31日
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