「トランプ信者」潜入一年 ~私の目の前で民主主義が死んだ~

著者 :
  • 小学館 (2022年3月5日発売)
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感想 : 12
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2016年大統領選の際にNYに駐在していたこともあり、それ以降、アメリカの政治、勿論、2020年大統領選も追っていたので、本著に書かれている事柄については、略理解、認識していた。
その意味では、自分自身、新しい発見はないのだが、日本で(日本語としてメディア等で紹介される)、このような内容が纏まっているものは貴重かもしれないので、先ずは、多くの方に読んでいただく必要があると思った。(日本のメディアが比較的、好意的にトランプ政権を取り上げている感もあり)

この本のスコープではないものの、なぜ、多くの米国人が、こうも合理的ではないような判断をするのか、真実をこうも簡単に捻じ曲げることができるか、その原因、ルーツを知ることも重要。
それには、アメリカの国の成り立ちや、選挙の仕組み(実質的に、資金を幾らでも投入できる、ロビイストの影響力の大きさ)等、理解する必要がある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ルポルタージュ
感想投稿日 : 2022年5月8日
読了日 : 2022年5月8日
本棚登録日 : 2022年5月8日

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