『こころ』を読んでいたら父が「漱石が読めるなら鏡花も読めるな!」とつぶやくので、昭和41年に父が購入した岩波文庫を引っ張り出してきて読んでみた。最初のうちは旧かな・旧字体が読めなくて苦行のようだったが、一晩寝かしたらあら不思議、いつのまに読めるようになってた。
読んでみたら最後にぶったまげる展開が待っていて面白かった。展開がまるで韓流ドラマ。人間関係が複雑で、愛憎入り乱れて、あっちの話とこっちの話がいつのまにかつながって、ぐいぐい読めちゃいました。
〈余談〉古い本なので活版印刷だったのだけど、ときおり活字が抜けていたり、かすれていたり、エンボスのように紙に凹凸がでていたり。誤植のところに学生時代の父が注を入れていたりするのもまた一興。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説/ 日本 近現代文学
- 感想投稿日 : 2014年2月13日
- 読了日 : 2014年2月13日
- 本棚登録日 : 2014年1月28日
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