満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦 (角川新書)

著者 :
  • KADOKAWA (2015年6月20日発売)
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本棚登録 : 50
感想 : 7
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(電子書籍版を登録しちゃったけど、じっさい読んだのは紙の本です)
単に満洲の歴史を描いているのではなく、「関東軍の暴走が日中戦争・太平洋戦争を引き起こし大日本帝国が滅んでいった過程」と「現代でも見られる、日本や会社が暴走しつつある過程」との類似点を描き出していて、とても面白かった。

満洲はすんなり掌握できたのになぜ中国を掌握することができなかったのかを、2つの国の村の成り立ちから考察するのは新しい視点だった!

日本の天皇は「守られる王」であって「守る王」ではない、というのは目から鱗。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ゴールデンカムイ関連・日露戦争・日清戦争
感想投稿日 : 2020年10月27日
読了日 : 2020年10月26日
本棚登録日 : 2020年10月16日

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