著者お得意のタイムマシンものを中心とした短編集。まずは主となるタイムマシンもの。長短とりまぜていろいろでそれぞれに楽しめる。落語のようなオチの「タイムマシンはつきるとも」とか、なんとも珍妙な掛け合いがおもしろい「異聞風来山人」など気が利いていている。一方でちょっと方向性の異なる時間軸のゆがみを主題とした「化石の街」や「オン・ザ・ダブル」などから、パラレルワールドものやロボットものなどまで、それ以外のものもバラエティに富んですこぶる楽しい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2016年9月24日
- 読了日 : 2016年9月21日
- 本棚登録日 : 2016年9月24日
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