※2008/10/13 ブログより転載
熊本の山中奥深く、湖に浮かぶ小島に建つという暗黒館。
資産家・浦登家が所有するこの漆黒の館は、地元の人々曰く「良くないものが棲む」と言い、近づくことを憚る禁域とされている。
出版社に勤務する江南孝明は、一人暗黒館に向かう。彼が暗黒館に向かう理由・・・中村青司。
江南が関わった殺人事件の舞台となった幾つかの館の設計者が、この暗黒館にも携わっていたと言う。
稀代の天才建築家が関係する館で、またしても忌まわしい連続殺人が発生する。
私「中也」は浦登家の長男・玄次に招かれ、玄次と共に暗黒館を訪れた。
中也は、暗黒館の当主で玄次の父である浦登柳士郎に認められ、浦登家以外には席に着く事が出来ない「ダリアの宴」に出ることを許される.
謎の宴「ダリアの宴」に出てからというもの、この一族の暗部を垣間見、そして自分自身も「ダリアの祝福」の呪縛に巻き込まれていく。
そして館では、一人、また一人と惨劇の被害者が増えていく。
江南自身も、十角の塔と呼ばれる施設から墜落し、記憶を失う。
記憶が戻った時に、江南の前で連続殺人と、浦登家に宿るダリアの秘密の全てが暴かれる。
そこには驚愕の事実が!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2023年1月24日
- 読了日 : 2007年1月10日
- 本棚登録日 : 2023年1月24日
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