海軍の中枢近くにいたある世代の人々が、
・上官は死んだ後に
・自分達が生きている間は公開しない
という条件で当時の事情を洗い直した「海軍反省会」が元になっている。
その史料を元に一時間ずつ三回の番組を作る過程を紹介している。
知らなかった事情が多々あるが、開戦に反対すべき時に「これではいけない」と思いつつ黙っていたことが問題、という無責任体制が中心。
それはしかし海軍だけのことではなく、現代まで日本人が連綿と継承している問題点であるという主張。
この本を読んでから、「これもそうだ」と思う場面にしばしば行き当たる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2014年8月18日
- 読了日 : 2014年8月18日
- 本棚登録日 : 2014年8月11日
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