イエス・キリストも雷神トールも吸血鬼も狼男も実在していて、現代の人間社会に紛れ込んでいたり出入りしているんだよ……という設定で繰り広げられる、神殺しが仕事みたいに思われ始めた古本屋店主のあんちゃんの冒険譚。
今回は、ポーランドの魔女とドイツ魔女の対決に問答無用で巻き込まれ、友人知人にまで危害が及ぶ中、どさくさ紛れにバッカスの巫女たちがこのときぞとばかりに進撃してくるという状況で、殺人事件の容疑者として主人公アティカスが警察の捜査線上に浮かぶという、今回も危機一髪の連続です。
けっこう盛りだくさんだけれど詰め込みすぎな感じはなく、凄惨な話なんだけれど『聖☆おにいさん』みたいなシチュエーション・コメディ的な雰囲気に今回もごまかされた感じです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
神話・妖怪小説
- 感想投稿日 : 2013年9月7日
- 読了日 : 2013年9月7日
- 本棚登録日 : 2013年9月7日
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