背表紙に小さく記された、「闇の戦い」というシリーズ名にときめいた人なら迷わず買い。そんな一冊。
11才の誕生日に「光」の「古老」の最後の一人として目覚めたウィル。遥かな過去より続いてきた「闇」との戦いに決着をつける「光のしるし」を探すことを運命づけられた彼は、そのさだめに従って行動を開始します……とはいうものの、「古老」であっても、現実のウィルは11才。
両親の言いつけには従わないといけないし、夜に抜け出すこともできません。そのもどかしさ、二面性に共感したりいらいらしたりするのがとてもリアルで楽しいものでした。
ストーリー展開は王道中の王道です。アーサー王伝説のあらましが頭にはいっているとなお楽しめること請け合い。
読書状況:読み終わった
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FT
- 感想投稿日 : 2004年11月17日
- 読了日 : 2010年11月2日
- 本棚登録日 : 2004年11月17日
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