思えば私も、ここにいる自分の身体が自分自身なのか、意識だけ浮かんでいて身体を持っているのだと錯覚して夢の中で過ごしている気になっているのではないか?などと考えていた時期があった。
記憶の迷宮、凄い小説に出会ってしまったものです。言葉にできない私の感覚に似たものをよくぞ紡ぎ出してくれた!
沼の水面に出来る小さな泡が人の一生涯だとしたら、空気を孕めず泡さえ作ることの出来ない沼の他の水の分子たちはいつやって来るとも知れない『生命』に巡り合える事も無く永遠を過ごしてゆくだけなんだと。そんな戯言を並べた作文を昔書いた記憶も蘇りました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2011年3月27日
- 読了日 : 2011年3月27日
- 本棚登録日 : 2011年3月27日
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