心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2013年7月25日発売)
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本棚登録 : 1736
感想 : 103
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いわくつきの木の前で殺された死体が発見された。
容疑者はすぐ捕まったものの、死者を含む全員の発言に矛盾ばかり。
一体どれが嘘で、どれが本当なのか。
そして何かに取りつかれた友人は助かるのか。

本編と関係ない状態で事件が進むので
毎度おなじみ赤い目の人は出てきません。
それはもう複線もないですし、かけらもなし。
なので、刑事さんは刑事職業のまま。

うっかり普通のミステリーと思って読んでいては
まったくからくりが分かりません。
この人達の前提を忘れてはいけません。
というよりも、最初でその前提使い終わったかと。
むしろ、友人の事忘れてた?w

しかし腹が立つ男です。
自分のプライドが傷つけられたからと言って
相手を傷つけてはいけません。
最後の最後で何だか氷解してますけど
叩き倒したい気持ちです。
そしてそれを見ていたからこそ、なのか。
確かに身近な人物だからこそ許せない、というのはありますし
大人でもないですから心の整理もできないでしょうが
攻撃するべきはそっちではなくて、あっち。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 神永学
感想投稿日 : 2014年1月1日
読了日 : 2014年10月1日
本棚登録日 : 2014年10月1日

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