いわくつきの木の前で殺された死体が発見された。
容疑者はすぐ捕まったものの、死者を含む全員の発言に矛盾ばかり。
一体どれが嘘で、どれが本当なのか。
そして何かに取りつかれた友人は助かるのか。
本編と関係ない状態で事件が進むので
毎度おなじみ赤い目の人は出てきません。
それはもう複線もないですし、かけらもなし。
なので、刑事さんは刑事職業のまま。
うっかり普通のミステリーと思って読んでいては
まったくからくりが分かりません。
この人達の前提を忘れてはいけません。
というよりも、最初でその前提使い終わったかと。
むしろ、友人の事忘れてた?w
しかし腹が立つ男です。
自分のプライドが傷つけられたからと言って
相手を傷つけてはいけません。
最後の最後で何だか氷解してますけど
叩き倒したい気持ちです。
そしてそれを見ていたからこそ、なのか。
確かに身近な人物だからこそ許せない、というのはありますし
大人でもないですから心の整理もできないでしょうが
攻撃するべきはそっちではなくて、あっち。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
神永学
- 感想投稿日 : 2014年1月1日
- 読了日 : 2014年10月1日
- 本棚登録日 : 2014年10月1日
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