主人公の刑事と一緒に、複雑に張り巡らされた人間関係を紐解いて行き、真相に1ページずつ近づいて行く感覚が最高に良かった。
この感覚こそ日本でもアイスランドでも面白いミステリー小説と言われる要素なのかも。
この本の帯にも書いてあった通り「(国境も人種も関係なく、)警察小説の普遍性を証明した作品」であった。
アイスランドの、ジメジメと暗い気候が「性暴力」という今作のテーマ合わさり作品通してとても重苦しい印象だった。
ただし重苦しさ以上に真相に近づいて行く爽快感の方に手がとまらず、半日で一気に読み終えられた。
次作の「緑衣の女」も是非読もうと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月16日
- 読了日 : 2022年3月16日
- 本棚登録日 : 2022年2月28日
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