本当は怖いソーシャルメディア (小学館101新書 127)

著者 :
  • 小学館 (2012年2月28日発売)
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本棚登録 : 140
感想 : 26
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情報が増えすぎて返って判断が難しくなるという。宅配おせちを選ぶ例が面白い。情報過多の弊害に、ストレスと無力感の助長、想像力減衰、生産性低下があるとする米の調査結果。
安くないと売れない電子書籍(日本はなぜか普及が進んでない)、新聞が廃刊した結果行政官が給料を増やした例など、実例でもって、web2.0礼賛論を否定する。
インスタントなまとめサイトばかりが検索上位に来る現状を見ると、筆者の予測する方向に動きつつあるようにもみえる。
日本独特の「宅配」「受信料」に触れていないので米のとおりにはならないだろうが。
「フリーミアム」の語の使い方が広義すぎるのが気になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年2月14日
読了日 : 2013年2月14日
本棚登録日 : 2013年2月14日

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