東京ロンダリング (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2013年12月13日発売)
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本棚登録 : 1974
感想 : 187
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図書館で借りた本は、返却期限があるのでなるべく早く読むようにしている。
ここ数日、腰痛のため仕事を休んでいたので借りた本は読んでしまい、買ったままの本や久しぶりの本をさぐっていたら、なんと綺麗な状態で一冊出てきたのがこの本である。

少し前に、図書館で「事故物件、いかがですか?東京ロンダリング」を読んでいた。
まさか、かぶった⁇と思って読み始めたが、こっちが先なのか?
だとしてもガッツリと内田りさ子のロンダリングを楽しめた。

不動産屋の相場が言うロンダリングの極意「いつもにこやかに愛想よく、でも深入りはせず、礼儀正しく、清潔で、目立たないように。そうしていれば、絶対に嫌われない」これが妙に心に残った。

それにピタッとはまっているのが、りさ子さんなんだろう。
感情を出さず無愛想な人って感じだったけれどなんだかんだで、大家の真鍋夫人と喋るし、定食屋「富士屋」の藤本亮の手伝いもする。
だけどロンダリングをして、お金をもらって生活することは変わらない。
ここはブレないんだな。
そして、ロンダリング仲間である菅さんを救ったのが、とてもカッコいい。


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年9月26日
読了日 : 2022年9月26日
本棚登録日 : 2022年9月26日

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