7話の短編集。
表題でもある「タイムマシンに乗れないぼくたち」は、小学生のぼくが学校でも家でも居場所が無いと感じていて、いつも学校帰りには博物館で過ごす。
この少年のなんとかしたい気持ちとか、どこかへ行きたいという気持ちが、すごくよくわかる。
他の短編でもそうだが、いつも中心にいる華やかな人に焦点をあてるでもなく、どことなく不安定で、誰にもわかってもらえないぼんやりとした気持ちや淋しさを描いている。
でも、どうにかなるもんだよ…という気持ちにさせてくれる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月12日
- 読了日 : 2022年3月12日
- 本棚登録日 : 2022年3月12日
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