『雨に消えた向日葵』で主人公の奈良健市が、今作もメインになって活躍する。
埼玉県の黒部山で土砂崩れが発生し、一人の行方不明者が…。
瓦礫から不法投棄された産業廃棄物が大量に発見され、崩落発生地の所有者を辿ると16年前の殺人事件で犯人だと確信していた男だとわかる。
この未解決殺人事件の真相も明らかにしなければ、という執念と現在の産廃に関わる闇に鋭く突き進む奈良。
前半は、ぬる〜い感じで進んでいたので、少々ありきたりな警察小説で終わりなのか、と思っていたが後半以降に切れ味が増していく。
ただ、もうひとつ大きな揺さぶりが欲しかったなぁ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月6日
- 読了日 : 2024年1月6日
- 本棚登録日 : 2024年1月6日
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