いえ

著者 :
  • 祥伝社 (2022年2月9日発売)
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本棚登録 : 1719
感想 : 183
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「ひと」と「まち」もブクログ登録前に読んでいるが、似たシリーズでいうと3作目。
読んでいて、町並みや近所の様子で「ひと」「まち」に登場した感のご近所さんたち。

今回は、妹が友人とドライブデート中に事故をおこし、その後遺症で足を引きずるようになる。
家族ぐるみで親しかった友人とも気軽に会うこともなくなり、それ以来両親も喧嘩が絶えなくなっている。
おまけに職場のパートさんとも意思疎通が上手くいかずに毎日モヤモヤしている…という兄からの目線で話は、進んでいく。

就活中の妹は、事故のことを気にすることもなく、気がつけば彼とは、自分から別れたと言う。
さて、兄はどんな気持ちになるか…。

ひとり思い悩むより誰かのことばであったり、行動によって自分の気持ちもまったく変わることに気づく。

少しの勇気と心がけひとつで、自分も相手も気持ちよくなる。

何気ない日常の生活の中で、ゆっくりと気づかせてくれるのは、この物語ならではだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月27日
読了日 : 2022年3月27日
本棚登録日 : 2022年3月27日

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