「ひと」と「まち」もブクログ登録前に読んでいるが、似たシリーズでいうと3作目。
読んでいて、町並みや近所の様子で「ひと」「まち」に登場した感のご近所さんたち。
今回は、妹が友人とドライブデート中に事故をおこし、その後遺症で足を引きずるようになる。
家族ぐるみで親しかった友人とも気軽に会うこともなくなり、それ以来両親も喧嘩が絶えなくなっている。
おまけに職場のパートさんとも意思疎通が上手くいかずに毎日モヤモヤしている…という兄からの目線で話は、進んでいく。
就活中の妹は、事故のことを気にすることもなく、気がつけば彼とは、自分から別れたと言う。
さて、兄はどんな気持ちになるか…。
ひとり思い悩むより誰かのことばであったり、行動によって自分の気持ちもまったく変わることに気づく。
少しの勇気と心がけひとつで、自分も相手も気持ちよくなる。
何気ない日常の生活の中で、ゆっくりと気づかせてくれるのは、この物語ならではだろう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月27日
- 読了日 : 2022年3月27日
- 本棚登録日 : 2022年3月27日
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