つるたちは、えさを食べたり眠ったり空を飛ぶときも家族そろっている。
きつねや犬から襲われないようにおとうさんとおかあさんが、かわるがわる目をさまして見はりをする。
つるの群れの中にひとりぼっちのこどものつるがいる。
誰もが守ってくれないので、夜もぐっすり眠れず、みんな決まったえさ場を持っているけど、追い払われてひとりでえさを見つけなければならなかった。
ざわざわと音をたてる葦の茂みで、近づいてくるきつねに気がつかず、飛びつかれそうになって…。
大きなおとうさんづるに助けられ仲間にいれてもらうことができた。
みんなから知らんぷりをされ、つるのきまりごとも知らずに突かれ追い払われて、かわいそうなこどものつるは孤独しか知らなかった。
だけど助けられて仲間として迎えられ、いっしょに空へと飛び立つ姿がなんともいえず、とても美しくて感動した。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月29日
- 読了日 : 2023年9月29日
- 本棚登録日 : 2023年9月29日
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