ひとりぼっちのつる (えほん・椋鳩十)

著者 :
  • 理論社 (2018年3月12日発売)
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つるたちは、えさを食べたり眠ったり空を飛ぶときも家族そろっている。
きつねや犬から襲われないようにおとうさんとおかあさんが、かわるがわる目をさまして見はりをする。

つるの群れの中にひとりぼっちのこどものつるがいる。
誰もが守ってくれないので、夜もぐっすり眠れず、みんな決まったえさ場を持っているけど、追い払われてひとりでえさを見つけなければならなかった。

ざわざわと音をたてる葦の茂みで、近づいてくるきつねに気がつかず、飛びつかれそうになって…。

大きなおとうさんづるに助けられ仲間にいれてもらうことができた。


みんなから知らんぷりをされ、つるのきまりごとも知らずに突かれ追い払われて、かわいそうなこどものつるは孤独しか知らなかった。
だけど助けられて仲間として迎えられ、いっしょに空へと飛び立つ姿がなんともいえず、とても美しくて感動した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月29日
読了日 : 2023年9月29日
本棚登録日 : 2023年9月29日

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