藤原定家 謎合秘帖 シリーズ2
藤原定家、41歳。御子左家当主。
昨年、後鳥羽上皇によって勅撰和歌集の撰者、六人の内の一人に選ばれた。
歌人としての最高の栄誉をつかみながら、官職の方は、昇進せず、近衛少将のままで、今一つぱっとしない。
定家はじめ、勅撰和歌集の撰者たちは、日々、和歌所に参上して、和歌選びにいそしんでいる。
そんな折に、歌神と名乗る者から、
当代六歌仙の死を予告する不吉な文が、届いた。
一首の歌と、もう一首「本歌取り」の歌が書かれていた。
やがて、一人、二人と、歌人が死んで行く。
歌神の正体は?
歌人たちの死を利用して、いかにも自分の力であるかのように見せかけているのか?
それとも、強力な呪詛の力を持ち合わせているのか?
定家は、現場を検証する事なく、事件の本質を見抜く、園城寺の美僧・長覚の力を借りて、見事に、謎解きをする。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年11月13日
- 読了日 : 2021年11月13日
- 本棚登録日 : 2021年11月13日
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