夫からは、病気知らずの「下女か下僕」としか見てもらえない。
不機嫌になるのが嫌で、口答えもせずに、夫に、唯唯諾々と、従い、学生時代の友人が寡婦となり、一人暮らしを送っていると聞いた時には、
・・・羨ましい。と呟く。
──離婚したい・・でも、お金が無い。が口癖。
そんな50代女性が、一念発起で、離婚にこぎつける。
離婚が成立して、一人暮らしを始めた時、元夫を、ゲス野郎と言い募る。
「結婚は人生の墓場」とボードレールは言ったが、これなら“ぷっ”と笑えるが、
「結婚は、多くの妻にとって悲劇の始まりだ」
と言い放ってしまえば、身も蓋もない。
若い女性が、この作品を読み、結婚願望が消えるのを、危惧してしまう。
結婚って、満更、捨てたものじゃ無いと私は思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年2月13日
- 読了日 : 2023年2月13日
- 本棚登録日 : 2023年2月13日
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