この詩集は「ため息」だ。
色々な感情(羨望、歓喜、不安、悲観など)を動物に乗せふと吐く、10のため息。その正直さがとても真っ直ぐに思える。
そして山本容子の絵は、ため息にドロップのような甘い香りを与えてくれる。
だから一篇一篇の甘さも異なり、見ていてとっても楽しい。
どれも好きだが特に「くらげ」「ざりがに」「はと」がいい。
二人で後ろに歩いてもいいんだね、わたしもくらげになりたいよ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
詩集
- 感想投稿日 : 2011年2月28日
- 読了日 : 2009年7月24日
- 本棚登録日 : 2009年7月24日
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