著者の幾つかの本で書かれているが、「オタク=萌え」になってから、オタクは死んだ。
本来なら子供っぽい趣味を選び、それに関して精神力と知性を以て探求するのがオタク。
SFマニアが起こした行動と辿った道を例に、いとも具体的に説明を展開。
相互理解という幻想を失って、滅んだオタク。
萌えコンテンツ商業システムと化したカテゴリーに対し、オタキング廃業を宣言し決別。
確固たる価値観を失い、消費を詠ずることに優位性を誇る現代人への警鐘でもあろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
オタク
- 感想投稿日 : 2014年6月3日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年6月3日
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