福井在住の宮下さん一家が一年だけ暮らす事になった北海道の小さな集落トムラウシ。自然に囲まれ、スーパーなどなく、テレビも映らず、全員が顔見知りという陸の孤島での一年を綴ったエッセイ。
三人のお子さん(中3、中1、小4)が中心となるが、なかなか体験しようにもできない体験ばかりで羨ましくなった。たった一年間だけれど、ものすごく貴重な体験で、一生お子さん達の糧となるだろう。また、お子さん達がそんな特殊な場所に急に放り込まれてもひねくれもせず、実際は悩みもあっただろうが元気に楽しんでいる様子がとても頼もしく微笑ましかった。勿論、元からトムラウシにいた人達も素敵な人ばかりで、そんな恵まれた環境での価値ある一年だったんだろう事がしっかり伝わってくる。トムラウシ…行ってみたいな~。
ただ、やはり宮下さんのご主人の定職に就かないスタイル?みたいなものには、若干モヤモヤする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
┣宮下奈都
- 感想投稿日 : 2015年4月2日
- 読了日 : 2015年4月2日
- 本棚登録日 : 2015年3月28日
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