映画が好きだし、「神話」というワードにも惹かれ買った本。でも厚くてなかなか読み始めることもしなかった。しかしなぜか見えない力に背中を押され正月休みに読み始めることに。
読み始めると、面白くてたまらない。これまで見てきた映画のシーンが頭をよぎる。そういえば、マトリックス。ほんとに神話の法則に則っている。
物語には主人公がいて、それに関わる役割がいる。そして様々なステージを経てクライマックスを迎えるのだ。
必然的に旅に巻き込まれる主人公もいれば、自らの選択で旅に出る主人公もいる。しかし、必ず終わりを迎え次の旅へと出るものだ。
シェークスピアが「過去のことはプロローグに過ぎない」と言葉を残しているが、それを実感。
この本は映画を理解するにとどまらず、人生をも悟る本。自分の人生という旅はまだ終わらない。大きな流れの中で一つのステージにいるものの、新たな旅のスタートはいつでも始まる。
これから映画を見るのがますます楽しみになった一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年2月14日
- 読了日 : 2012年2月14日
- 本棚登録日 : 2012年2月11日
みんなの感想をみる