Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter, 7)
- Scholastic Paperbacks (2009年7月7日発売)
英語でハリーポッタを各巻読むのに挑戦しています。
これまで、1巻目からどの巻も飜訳を読むまで内容の筋がよく分かりませんでした。
7巻で初めて、最終章だけは、日常会話の英語が不得意な私でも、内容がわかりました。
想定していた結論にかなり近い内容だったからかもしれません。
ハリーとジニー、ロンとハーマイオニーという登場人物、ロングボトムの活躍など、感慨深い結末です。
これが、英語版を読んだ最初の感想です。
仲のよい友だちが、家族になる組み合わせは一通りしか想定できなかった。
また子供向けなので、ある意味のハッピイエンドであることを想像していた。
これまでに未解決だったかずかずの問題のうち、ようやく、最終巻で、ダンブルドア、スネイプのかなりの部分が解決したかもしれない。
また、ハーマイオニーの屋敷しもべの解放運動の結果、ペディグリューを助けた意味などの記述もあるかもしれない。ゴーストの人達の歴史も少しわかる。
何人かが新たに亡くなったとしたら、なぜ死ななくてはいけなかったのかが、未解決のまま残ったような気がします。
ダンブルドア、スネイプについても、すべての問題が解決したでしょうか。
主要人物であるドラコの扱いも中途半端ではないだろうか。著者が、謎解きに疲れてしまっていないでしょうか。
自分が英文の原作を理解していないからでしょうか。
名作とは、しばしば未解決の問題を読者のために残しているからでしょうか。
Ps.
自分が理解している状態として。いくつかの視点での翻訳版を読み込んでみます。
ドラコを主人公とした視点ではどうでしょう。ドラコが生き延びたのであれば、それなりに意味があったのでしょうか。最後にスリザリンが脱落しなかったとしたら、その意味がなんでしょうか。
ルーナを主人公とした視点はどうでしょう。レイブンクローとハッフルパフの価値ももう少し分かりたいです。
ネビルを主人公とした視点はどうでしょう。ハリーポッタに書かれていない事項を映し出してくれるのかもしれない。ネビルの両親はどうなったのでしょうか。
ジニーの視点は、ハーマイオニーによって代弁されているので分かるような気がします。ハーマイオニーがロンを選んだのは、ジニーの気持ちを知っていたからに違いないからです。
- 感想投稿日 : 2012年10月24日
- 読了日 : 2011年8月17日
- 本棚登録日 : 2011年8月17日
みんなの感想をみる