肩ごしの恋人 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2004年10月20日発売)
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感想 : 589
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第126回直木賞受賞作。

直木賞作家をあまり呼んでいなかったことと、世代が近いことから読み始めました。

女を武器「るり子」
恋が怖い「萌」
対称的なふたりと見せかけて、どちらも著者の分身。
分身といっても、そうなったらどうなるだろうという模擬実験。

女の幸せってなに、家族ってなにという深いところへ行くかと思えば、肩すかしで、平和が訪れる。

なんか、著者にやりたい放題やられているって感じ。

解説は江國香織。
ずるいね。解説で本質的なところを作者以外に語らせて、作者は楽している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 唯川恵
感想投稿日 : 2013年1月25日
読了日 : 2013年1月25日
本棚登録日 : 2013年1月25日

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