第126回直木賞受賞作。
直木賞作家をあまり呼んでいなかったことと、世代が近いことから読み始めました。
女を武器「るり子」
恋が怖い「萌」
対称的なふたりと見せかけて、どちらも著者の分身。
分身といっても、そうなったらどうなるだろうという模擬実験。
女の幸せってなに、家族ってなにという深いところへ行くかと思えば、肩すかしで、平和が訪れる。
なんか、著者にやりたい放題やられているって感じ。
解説は江國香織。
ずるいね。解説で本質的なところを作者以外に語らせて、作者は楽している。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
唯川恵
- 感想投稿日 : 2013年1月25日
- 読了日 : 2013年1月25日
- 本棚登録日 : 2013年1月25日
みんなの感想をみる