三毛猫ホームズものは、たくさんでているので、最初読んだところでは、
過去に読んだことがあるものか、初めてのものか分からないことがしばしばあります。
主要登場人物が、三毛猫ホームズと、片山兄妹なので、この2人と1匹が好きなので、
同じような内容でもいやではないと感じられます。
今回は、卒業論文をめぐり、共同著者が、2人とも刺され、関係者が何人か亡くなっていきます。
卒業論文の内容が、内野製薬で起こった過去の殺人事件に関するものらしい。
話の展開も軽妙だし、主人公たちのぼけとつっこみの漫才のような、
前向きな性格と控えめの性格が均衡して、その人間模様が楽しめる方には読みすすめられると思います。
絵画と、殺人事件と、題材がそろいすぎているようですが、それは多くの作品のひとつなので、
ネタがかぶるのはやむをえないと感じられるかもしれません。
ファンの人には、三毛猫ホームズらしいと感じられると思います。
(一人のファンとして)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
赤川次郎
- 感想投稿日 : 2011年8月7日
- 読了日 : 2009年9月7日
- 本棚登録日 : 2011年8月7日
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