本書が発行されてから、オイルショック、ニクソンショックを超えて、25年経って、
金融破綻で迎えたが、なおかつ、辛うじて生きながらえている。
本書の英文の表題が
America and the crisis of world capitalism。
である。
アメリカの危機ではないのだ。
また、アメリカと日本以外の視点が抜けている。
その後のBRICSの台頭もない。
今読むと、いろいろ漏れが多いが、本質はいまだに変わっていないことにも気がつく。
何度も失敗しても、似たような失敗を繰り返す。
人間の学習成果は10年の世代交代とともに伝わらず、同じことを繰り返すのだろうか。
世代を超えた伝達方法が必要なのだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
経済事情
- 感想投稿日 : 2012年3月2日
- 読了日 : 2010年4月2日
- 本棚登録日 : 2012年3月2日
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