経済学の考え方 (1966年)

  • 岩波書店 (1966年4月28日発売)
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感想 : 2
5

ロビンソンのわかりやすい経済学への入門書に相当するもの。

経済学というと、経済の歴史ではなく、経済学の歴史を語りたがるところが気がかりである。
経済という現物を見ないと、経済学という原理の価値が下がるのではないかと思った。

この感想は、経済学部を卒業してから25年離れていて、初めて気がついた。
誰にでも分かれというつもりはない。

第4章のケインズ革命では、完全雇用が鍵であろう。
第5章の開発と低開発では、技術と人口が鍵だと思った。

「ゲームのルールとはどのようなものか?」が最後の章になっている。
現実の事項を抽象化して検討しようという意図が見えている。

ただし、ナショナリズムとの関係が気がかりである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済学(Economics)
感想投稿日 : 2011年9月18日
読了日 : 2009年10月18日
本棚登録日 : 2011年9月18日

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