フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~

  • 大和書房 (2014年10月30日発売)
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◆本当のシックとは、精神的に満たされた気持ちを維持していること…鋭い感受性さえあれば何々博士でなくても良い人生指南書が書ける…

・カバーの内側には、たいてい著者の華々しい経歴がに印刷されているが、この本の著者には、そんなものはない。しかし、ジェニファーは「鋭い感受性さえあれば何々博士でなくても良い人生指南書が書ける」ということを見事に証明した。

・彼女は、パリのマダム・シックの家にホームステイしていた時、「物欲主義に踊らされないで素敵に暮らすということ…モノにあふれた社会の誘惑を避けること。それこそ繁栄と呼ぶのだろう」と悟る。

・また「幸せとは欲しい物を手に入れることではなく、持っている物で満足すること」だと学んだ。私も試してみようと思う。

◆家の掃除をすることがフィットネスになり、ジムに通わなくても良くなる

・「マダム・シックの家でも、マダム・ボヘミアンの家でも、ジムに通っている人は誰もいなかった。フィットネスについての考え方がアメリカ人とは違うのだ。彼らは家の掃除をしたり、車を使わずに歩いたり、階段をつかったり、歩いて用事を済ませたりして体を動かしている。」

・なるほどそうか。家の掃除をすることがフィットネスになり、ジムに通わなくても良くなるとすれば、節約にもなり一石二鳥以上の利益が得られますよね。この話を読んだ後、ジョギングしている人を見かけると、その人の家に行ってみたくなるようになった('◇')ゞ家事とフィットネスの一石二鳥!是非、習慣にしたいです!

◆「ちゃんと似合ってる?…いまの自分の体形に似合う服を着ること…

・この服は、いまのわたしらしいと言える?…昔の服は。いまの新しいわたしにはふさわしくない…『10着のワードローブ』を念入りに選べば、結果的にいつもいい服ばかり着ることになる」

・この本を読んだ後、もったいないと思って捨てられなかった服を着ている自分の姿を想像して、とても惨めな気持ちになりました。気に入らない服を着て、誰かに会っている時の自分は、とても肩身の狭い思いをしていて哀れだと思いました。

・20年前に買ったのスキーウエアすら捨てられないでいる私はシックじゃない('◇')ゞ

◆安いからといって、ときめかない服を買うことだけは止めよう

・値段に関係なく買ってもいい?というわけにはいきませんが、安いからといって、ときめかない服を買うことだけは止めようと思いました。というのも、私は安物のくたびれた服を、もったいないからと捨てられず、むしろ(とどめを刺すために?)優先的に着てしまったりしがちですからぁ~

・本当にシックな状態とは、自由に食べたいものを食べられるように、精神的に満たされた気持ちを維持していることなのかもしれませんね^^;

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年6月18日
読了日 : 2015年11月21日
本棚登録日 : 2017年6月18日

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