物語のおわり

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2014年10月7日発売)
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本棚登録 : 2556
感想 : 359
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湊さんの作品を二冊続けて読んだ。最初に『絶唱』次にこちらを。
『山女日記』を読んだ感想と通じるものがある。
読後感は爽やか、ふんわり優しい。それから人との絆、心の繋がりを描いているという共通点。
読んでいて、分かりやすく、情景も浮かべやすく、自分ならば…とあれこれ対峙しながらたのしく読み進められた作品です。

ある夢を抱きながらも自由に羽ばたけない女性が主人公の一つの物語ー
が、北海道の大地を背景にたまたまのご縁繋がりで人から人へと渡り、それを読んだ人が自分と重ね合わせながら、物語の続きを思い巡らす。。夢と現実のギャップに行き詰まりかけている人達です。そうこうして、この物語の本当の主人公と深い繋がりのある人のもとへ辿り着き…⁈
読み手は、本当の続きをラストに来て知ることが出来る安堵感もプレゼントしてもらえて(笑)

色んな世代の人たちに受容されるはず…この物語は人の話しであって何処かに私が居るのだから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年11月27日
読了日 : 2015年11月27日
本棚登録日 : 2015年2月8日

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コメント 2件

嵐さんのコメント
2015/11/27

こんばんは。湊かなえさんのこの作品は全く知らなかったです。読んでいて分かりやすくて情景が浮かび読んだ後に爽快感を感じる事の出来る作品は最高に面白いですよね。買ってまだ読んでいない本がたくさんあるのでそれを読んでから私も読んでみますね。

kakerikoさんのコメント
2015/11/27

嵐さん、こんばんは。早々にいいね&コメントをありがとうございます。私は近所に市立図書館があるおかげで、殆ど借りて読んでいます。手元に置いておきたくなった本は買いますけど(笑)湊さんの本、たくさん出版されていますよね、、私も味読なのも多いです。
そうそう、買ったまま本棚に立ててそのままの本、わたしも数知れずです(苦笑)ではまた(^-^)/

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