東晋というほとんど書かれない時代をある女性の目を通して描く。しかも半分は南京(建康)が舞台。素晴らしい。ただ南京なのか会稽なのかはっきり分からない部分もある。
そして残念ながら間違いが多い。
-春秋時代の呉の都は呉都、蘇州
-京口は現代の鎮江
-会稽は現代の紹興、南京の下流ではない
こんな間違いが文庫本にも残っているのは編集者も分かっていないのか。後書きの陳舜臣はいくらなんでも分かっているはずだが。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説中国史
- 感想投稿日 : 2023年10月24日
- 読了日 : 2023年10月23日
- 本棚登録日 : 2023年10月23日
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