EUの中心で勢力を拡大するドイツ。過去を反省し補償を厭わないことで、日本もドイツに学べと息巻く向きも多いようだが、勤勉さや家族体系に共通点はあっても、日本とドイツはやはり異なる国家なのだと改めて感じた。著者はフランス人であり、ヨーロッパ大陸の中央から世界を見ている。ロシアは戦争の機会を狙っているのか。アメリカは強さを取り戻せるのか。そしてフランスはドイツの独走を止めることができるのか。歴史人口学者の穏やかだが確固とした言葉に、物事を別の視点から見ることの大切さを感じた。
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- 感想投稿日 : 2015年11月15日
- 読了日 : 2015年11月15日
- 本棚登録日 : 2015年11月10日
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