こんなもん見せられたら泣かずにはいられない。
世界中に張り巡らされた売春経路。
需要があるから存在するわけであって。
男ってなんやねん
2007. 11. 14
トラフィッキング、所謂人身売買を取り扱った作品。舞台は東欧だが、世界中で行われている人身売買はほぼ同じ手口かつ巧妙。
ネパールからインドにトラフィッキングされる少女もベトナムからカンボジアに売られてゆく子どもたちも、うまい話に騙される。
でも考えてみてほしい。一か月休まず働いても3000円しか稼げないという現状に打ちのめされているアナタの前に「十倍稼げる仕事を紹介してやろうか」という甘い話が舞い込んできたらどうだろう。
更に悪いことに、あなたは父親を亡くしていて、母親も病気がちならどうだろう。藁にも縋る想いで食いつきやしないだろうか。
そうやって少年少女、若い女性が売春窟に売り飛ばされてゆく。
厳然とある経済格差。それを解決しないと、糞ったれブローカーの甘い言葉は効果的に働き続けてしまうのであーる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2011年9月5日
- 読了日 : 2011年7月5日
- 本棚登録日 : 2011年9月5日
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