前々から世界のあちこちで見かけるなぁと不思議に思っていたので読んでみた。
日本の比叡天台と庚申、北辰信仰、塞神・降魔としての猿あたりの話はふむふむと読んでいたけど、世界各地の三猿については学者による本格的な研究がされていないのか、さほど深くは追求されておらず、紹介程度でちょい残念。
ともあれ、インド三猿起源はどうやら違うらしく、著者はエジプト起源説を推していた。最後の審判の記録係であり、ヒヒの姿もとるトト神に目をつけたところまでは面白かったけど、やはり三猿の決定的な現物が出土しないことには説得力がないかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年10月4日
- 読了日 : 2012年9月26日
- 本棚登録日 : 2012年10月4日
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