金曜ロードショーで何気なく見ていたのですが、今は亡き大物落語家さんが多数声優として出演していることにいまさらびっくり。
そう言えば落語家って狸みたいなひと、多いよな…。
平成狸合戦…、昔見た時は、自然破壊とか時代の無情さとか社会の歪みとか戦争と平和とか(一見ほのぼのアニメみたいなくせしてあまりにも死者が多いせいもあって)、そういったテーマをつい考えながら見てしまい、自分の中でどうも説明臭くなってちょっと苦手でした。
でも今はただ、狸たちの狸としての生き様・死に様(に投影された人や動物の在り方)が、すとんと中に入ってくる感じがして、
”どっこい生きて、あっけなく死ぬ”
ああ、そうなんだなぁ…と、自然に感動してしまい、自分でも驚きました。
年を取ると映画の見方は変わるものだな、としみじみ思います。
…単に涙もろくなっただけかもしれませんが。
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カテゴリ:
1990年代の映画
- 感想投稿日 : 2015年8月30日
- 読了日 : 2015年8月30日
- 本棚登録日 : 2015年8月30日
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