東電OL殺人事件を題材にしたフィクション。カルト教団もプロットし、当時の被害者報道の過熱さを問う内容。競争社会、スクールカースト、ラベル貼り、冤罪...。かなり重いテーマを手記や回想の手法で描き切った秀作。
ここまで人の悪意、孤独感、焦燥感を詳らかにした作品はそうはない。グロテスクという様式美がここにある。
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- 感想投稿日 : 2019年10月24日
- 読了日 : 2019年10月24日
- 本棚登録日 : 2018年12月21日
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