イライラに対する対処方法、またそうならないための心構えが書かれていた。とてもわかりやすく勉強になった。アンガーマネジメントの本は、これまで読んだことがないが、本作はとても対処に適した本である気がする。
「イラッとする」と「イライラする」ことは違う。前者は「人類の防御反応」で、後者は「自らが選択している反応」。今まで、イラっとすることは良くないことと思っていた。しかし、それは当たり前の反応。問題なのは、アイツのせいで!とウジウジ考え、自分の中でイライラし続けるという選択をしていることだ。つまり、被害者モードになり続けるのが良くないということだ。これは大きな気付きだった。
完璧主義は「~するべき」という思考がたくさんあるということ。それだけ、センサーが働きイライラに敏感になると言い換えることもできる。
つくづく完璧主義は損だなと思わせられる。
これも一つの気付き。
そして、最も感じたことは、イライラで苦しんだり、疲弊するのは結局は自分自身。
そう考えると、怒ることが本当にバカらしく思えてくる。
被害者モードであり続けないようにするのは、筋トレと同じで、鍛えていくものらしい。
今後、少しずつでもトレーニングして、「平和な心」でいる時間を長くしたい。
怒りの感情がどうしようもなくなった時に、また読みたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月9日
- 読了日 : 2023年9月9日
- 本棚登録日 : 2023年9月8日
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