作家買いで入手して以来、なぜか食指が動かずに(あらすじがただのスプラッタ風に感じられたせいか?)ずっと積んでいたのだが、このたび初めて通読。
結果、面白かった。
この独特のカオスな異界感、そして社会の中の弱い人やつまはじきにされがちな人に強くフォーカスされた内容は、さすが牧野先生の一言。
現実を妄想が浸蝕するラストは、逆にそうであるがゆえにこのお話をファンタジーに押しとどめてしまう効果もあるわけで、賛否が分かれそうではあるが、あとがきを読めばそれも納得か。
異形キャラのかわいらしさや、ところどころに挟まれる笑いと感動もとてもよかった。
調べたら若干プレミア気味らしいので、ちゃんと読めてよかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2018年11月26日
- 読了日 : 2018年11月26日
- 本棚登録日 : 2018年11月26日
みんなの感想をみる