読んでいてあまりにも疲弊する小説。
中2の少年の性への目覚め、オカルトへの傾倒、変身願望、友人への憧れと侮蔑、両親との関係。
ありきたりな青春小説かとおもいきや、その生々しすぎる描写と繊細さで吐き気がするようなヘンタイ的な物語に仕上がっている。
ありきたりなことが実はそうでもないのだっていうこと。物の捉え方。見ているもの。
小説であってお伽話のような色づけ。
ラストの怖さもさすがの面白さでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2020年8月27日
- 読了日 : 2020年8月27日
- 本棚登録日 : 2020年8月27日
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