賢げな顔の新聞、識者などの論説に違和感を感じ、イライラさせられてきた。
特定の新聞の暴論には、何を考えているのかと腹立ち、呆れもさせられた。
そうしたリベサヨ、と分類される人々の言説がどこに依拠しているか、分かりやすく解き明かす本。
著者は元毎日新聞記者であり、出版社はNHK。
だからこそこうして明解に分析できるのかもしれない。
しかし、「優しいリアリズム」の時代に関する、最終章の内容は、今ひとつ腑に落ちなかった。
著者のように、緩やかなネットワークの中で、知的な価値を生み出すことのできない人々は(私も含め)、どのようにして生活の糧を得て、安心して暮らしていけるのか、というのがよく分からなかった。
ちゃんと読み取れてないだけなのかもしれないが。
いずれ再読してみよう。
また、新しい著書が出れば読んでみたいとも思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年10月18日
- 読了日 : 2017年10月18日
- 本棚登録日 : 2017年10月18日
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