「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉がある。
この本は、日本の明治維新前後の歴史を顧みることで、愛国、革命、民主に関する普遍的な知恵を得ることを目指したもの。
尖閣や竹島、従軍慰安婦などをめぐる昨今の情勢は日本人としては、許しがたいものを感じる。
不愉快ではあるが、しかし、中国、韓国側も何らかの事情、理由があってやっていることであろう。
また、軍隊を用いた争いで解決することは上策ではないとも思う。
かといって、まともな話し合いが可能なようにも見えない。
「どうしようもない」と思考停止になってしまいそうなところに、この本が明かりを灯す。
歴史から学んだ叡智による解決を、市民一人ひとりが目指すことが、破滅的な結果に至らないための工夫なのだと改めて思った。
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- 感想投稿日 : 2013年12月2日
- 読了日 : 2013年12月2日
- 本棚登録日 : 2013年12月1日
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