【2024年32冊目】
九州地方で珍しく雪が降った夜、一人の女性が殺害された。加害者と思われる男性は、事件の前から行方不明とされており、警察が行方を追うものの、なかなかその足取りは掴めない。一方、同夜に彼女とあっていた土木作業員の清水祐一は誰にも言えない秘密を抱えていた――。
映画化もされた今作、誰が悪人なのかは上巻を読んだだけでは全く判断ができません。登場人物全員怪しく思えるし、被害者もただ被害者ではないところが、事件を更に複雑化させています。上巻の最後の方で一歩真相に近づいた気がしつつ、どう転ぶかわからない展開であり、帯に書いてある「感動のベストセラー」の「感動」の部分がどう描かれるのか、下巻も楽しみになりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
吉田修一
- 感想投稿日 : 2024年2月12日
- 読了日 : 2024年2月12日
- 本棚登録日 : 2024年2月12日
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