東京の美しさを混沌と秩序の関係から考える本。
フラクタルという幾何学の概念を用いて、
複雑に見える東京の景観について新たな視点を見出しています。
新宿副都心とマンハッタンの比較の中で、
街区の縦横比の関係が、
景観や美学に対して
かなり決定的な影響をあたえている
という分析は、「なるほどっ」とうなずける部分があります。
アジア都市の臨海部開発が
複雑で無秩序な景観を生み出しながら
どこか共通点がありそうなのは
そんな分析から見えてくるのかもしれませんね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
極める 専門領域(建築・まち・デザイン)
- 感想投稿日 : 2008年2月14日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2008年2月14日
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