東京の美学: 混沌と秩序 (岩波新書 新赤版 319)

著者 :
  • 岩波書店 (1994年1月20日発売)
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感想 : 11
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東京の美しさを混沌と秩序の関係から考える本。

フラクタルという幾何学の概念を用いて、

複雑に見える東京の景観について新たな視点を見出しています。



新宿副都心とマンハッタンの比較の中で、



 街区の縦横比の関係が、

 景観や美学に対して

 かなり決定的な影響をあたえている



という分析は、「なるほどっ」とうなずける部分があります。



アジア都市の臨海部開発が

複雑で無秩序な景観を生み出しながら

どこか共通点がありそうなのは

そんな分析から見えてくるのかもしれませんね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 極める  専門領域(建築・まち・デザイン)
感想投稿日 : 2008年2月14日
読了日 : -
本棚登録日 : 2008年2月14日

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