トワイライト・テールズ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年12月1日発売)
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本棚登録 : 148
感想 : 24
5

ほとんど予備知識もなく「怪獣小説ってオモロそう」とだけ思って読んでみたのだが、これって本編にMM9ってシリーズがあって、その外伝的な作品集やったねんね。本編も読んでみよう。

予備知識なくてもそれなりに楽しかった。
4編の作品すべて良いが、読み応えとしては最後に収録されている怪獣無法地帯がボリュームもあって一番。あの元祖怪獣にあの悲劇的怪獣をぶつけて来るなんて、オタク心くすぐるわぁ。さすが山本弘分かってるわぁって感じ。
その前掲載の「怪獣神様」は、帰マン悲劇のあいつをリスペクトしてるんやろなぁ。これはこれで考えさせられる(というか考えるべきなんやろな)作品。

怪獣なんて幼稚と思わず、読んでみて欲しい。ロマンには倫理が似合うって分かると思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本小説
感想投稿日 : 2016年12月30日
読了日 : 2016年12月30日
本棚登録日 : 2016年12月16日

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