日本百名山(新潮文庫)

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  • 新潮社 (1978年11月29日発売)
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「日本百名山」(深田久弥)を読んだ。

『日本人は大ていふるさとの山を持っている。』
『それは全く思いがけない不意打ちの美しさである。』
『それは悲しいまでにひとり天をさしている。』
『全く孤独の中に、存分に味わったのであるから。』
(全て本文より)

抜き出したらキリがない名文まみれ。

しかし、次のような文章があると熱が冷める。

『頂上に日本武尊の石像が立っているが、尊にお気の毒なくらいみっともない作りであるのは残念である。』
みっともない作りとは!
『有象無象の山々の彼方に遠く土佐湾があった。』
山を愛する人が有象無象の山々とは!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年8月24日
読了日 : 2022年8月24日
本棚登録日 : 2022年8月24日

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